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セックスや性的なことに嫌悪感を抱くパートナーを理解する

性的なことに嫌悪感があるパートナーを理解する

性的なことに嫌悪感を抱く人は、過去の経験や感情が影響していることが多く、その理解はパートナーシップにおいて非常に重要です。

過去とは幼少期かもしれないし、数日前かもしれません。

この記事では、性的嫌悪感を抱く人がどのような経験をしてきた可能性があるのか、どんな感情を抱えている可能性があるのかを具体的に解説し、パートナーを理解する手助けを提供します。

パートナーを理解するためのヒントにしていただきたのですが、パートナーと向き合うときは先入観や決めつけをせずに優しく丁寧に向き合ってください。

セックスや性的な嫌悪感を抱く4つの背景

1. 過去のトラウマの影響

性的虐待や暴力の被害にあった

過去に性的虐待や暴力を経験した人は、性的なことに対して強い恐怖心や嫌悪感を持つことがあります。

これらの経験は性に対するネガティブな印象を強く植え付け、愛する人と親密になることも不安になってしまいます。

こういった経験をした場合、誰かに話すことに強い抵抗を持っている場合がありますので無理に聞き出さないようにすることも大切です。

2.厳しい教育や文化的背景があった

性的な抑圧を経験した

厳しい宗教的教えや文化的背景により、性を「汚れたもの」としとらえる教育を受けてきた人は、罪悪感や恥ずかしさを感じやすくなります。

性的な行為がタブー視されている環境で育った場合、性に対するネガティブな感情が根強く残ることがあります。

3. 身体的な問題を抱えている

過去のセックスで身体的な痛みを経験した

性交痛などの身体的な問題があると、性的な行為に対して恐怖心や嫌悪感を持つようになることがあります。

このような身体的な不快感が性全般への嫌悪感につながることがあります。

性交痛の原因を見つけて改善していくことが必要です。

4. 精神的な問題を抱えている

うつ病や不安障害がある

精神的な健康問題があると、性欲の低下や性的なことへの嫌悪感を感じることがあります。

これらの症状は、性に対する興味や関心を減少させ、嫌悪感を抱かせる要因となります。

また服用している薬によって性欲がなくなる場合もあります。

性的嫌悪感を抱く人の3つの感情

1. 恐怖と不安にさいなまれている

性的な状況に置かれると、過去の経験がフラッシュバックし、強い恐怖や不安を感じることがあります。

それがあまりにも苦痛なので性的な接触を避けるようになります。

2. 自己嫌悪や恥ずかしさで苦しんでいる

性的なことを行なっている自分自身が「普通ではない」と感じることから、自己嫌悪や恥ずかしさを感じることがあります。

「性的な嫌悪感を抱くこと」自体に罪悪感を抱き、自分を責めることもあります。

3. 怒りと混乱が起こっている

性に対する嫌悪感があることで、パートナーとの関係において怒りや混乱を感じることがあります。

なぜ自分がこう感じるのか、どう対処すれば良いのかが分からず、混乱することがあります。

パートナーとしての理解

1、思いやりの気持ちで接する

パートナーが抱えている性の嫌悪感に対して批判することは状況を悪化させてしまいます。どんな気持ちにも理解を示すことが大切です。

過去の経験や感情に対して無理に変えようとするのではなく、受け入れる姿勢を持ちましょう。

2、性について本音でコミュニケーションをする

性について話すことが難しい場合もありますが、安心できる環境でオープンに話し合うことが重要です。

セーフワードを決めるなどして、お互いが安心できる方法を見つけましょう。

3、専門家のサポートを検討する

必要に応じてカウンセリングやセラピーを受けることも選択肢の一つです。

専門家のサポートを受けることで、性的嫌悪感の原因を理解し、克服する手助けとなります。

さいごに

性的な嫌悪感を抱く背景には、様々な経験や感情が絡み合っています。すぐに解決するものではありませんので、時間をかけて丁寧に向き合う必要があります。

パートナーとして理解を深めるためには、常に相手の気持ちに共感し思いやりを持って接することが鍵となります。

お互いの感情を尊重し安心できる関係を築くことで、より良いパートナーシップを目指しましょう。

( 文:真希 )