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依存はダメじゃない!共依存と相互依存は全然違う

共依存と相互依存の違い

カップルが健全で幸せな関係を築くためには、お互いの依存の仕方が重要です。

今回は「共依存」と「相互依存」の違いを理解し、相互依存に向かうことがなぜ幸せにつながるのかについてお話しします。

共依存と相互依存の違い

共依存と相互依存は「依存」という言葉が入りますが、中身は全然違います。共依存はお互いを不幸にしますが、相互依存はお互いが幸せになっていきます。

何が違うのか具体的に見ていきます。

共依存がなぜよくないのか?

共依存とは、一方が他方に、もしくはお互いに過剰に依存して自己の価値や幸福感を相手に依存する状態です。

過度な自己犠牲

自分の本当の気持ちや本当にやりたいことを無視して、パートナーのために尽くし過ぎます。自分を犠牲にするのでストレスもたまり、健康や幸せが損なわれていきます。

本当はセックスをしたくないのに相手に無理に合わせる場合もあります。

相手のコントロール

パートナーの行動や感情に対して過剰に反応し、コントロールしようとします。束縛してパートナーの行動を監視する場合もあります。お互いの成長を妨げることにもなります。

自己価値の欠如

自分の価値を相手の評価や反応に依存しています。パートナーから嫌われたら人生が終わる…くらいに思い詰めてしまう場合もあります。自己肯定感が下がり続けます。

共依存の関係は、一時的には安定しているように見えるかもしれませんが、長期的には不健康であり、お互いの成長や幸福を妨げることが多いです。不幸な状態が続いてしまいます。

相互依存がなぜ望ましいのか?

一方、相互依存は、互いに独立しながらもお互いをサポートし合う健全な依存関係です。以下のような特徴があります。

自己のニーズの尊重

自分の本当の気持ちや本当にやりたいことを大切にしつつ、パートナーの気持ちも尊重できます。

価値観の違いを尊重し、話し合いでお互いが納得できる答えを導き出せます。

健康的な境界線

お互いのプライバシーや個人の時間を尊重し、無理なく関係を維持できます。

不健全な過度な束縛もありません。

互いの成長のサポート

パートナーの成長や幸福をサポートし、自分自身も成長し続けています。

相互依存の関係は、お互いが独立した個人としての尊厳を保ちながら、共に成長し、サポートし合うことで、より強固で幸福な関係を築くことができます。

相互依存に向かうためのステップ

相互依存に向かうためには、いくつかのステップがあります。

1、自己理解と自己受容

まず、自分自身を理解し、自分のやりたいことや感情を受け入れることが重要です。

パートナーを大切にするためには自分を大切にすることが先です。

2、健全なコミュニケーション

自分の感情や願望を率直にパートナーに伝え、パートナーの意見や感情を尊重するコミュニケーションを心がけましょう。

自分の意見を強引に押し通すのでもなく、パートナーの言いなりになるのでもなく、お互いがお互いの意見を尊重するのです。

3、境界線の設定

自分の限界を理解し、それを尊重することで、パートナーにも健全な境界線を設定することができます。

これは許せる、これはやめて欲しい、などお互いの限界を理解します。

4、相手の成長のサポート

パートナーの成長や幸福をサポートする姿勢を持ち、共に学び成長する関係を築きましょう。

さいごに

共依存から相互依存へと移行することで、カップルはより健康で幸せな関係を築くことができます。

互いに独立した個人として尊重し合いながら、サポートし合うことで、より深い絆と満足感を得ることができるでしょう。

ぜひ、相互依存を目指して、健全な関係を築いてください。

( 文:真希 )