不同意性交は日々ニュースでも取り上げられ深刻な社会問題にもなっています。
同意のない性的な行為は犯罪に問われます。加害者にも被害者にもならないために知っておく必要があります。
本記事では、不同意性交の被害者にならないために、不同意性交が発生しやすい状況の例と、それを防ぐための具体的な方法について説明します。
性的なことを拒否したいのにできない状況の例
アルコールや薬物の影響を受けている
例:飲み会などで酔っている状態で、意識が朦朧として明確な拒否ができない場合。
対策例:信頼できる友人と一緒に行動し、アルコールを飲みすぎないように気をつける。
社会的圧力がかかっている
例: 友人や知人からの圧力で、断るのが難しい場合があります。例えば、パーティーでアルコールを飲んでいるときに、他の人が「みんなやってるから」と言って強要することがあります。
相手より社会的に弱い立場にいる
例: 職場の上司や教師など、権力を持つ人からの要求を断るのは難しいことがあります。例えば、職場での上司からの誘いを断ると、仕事に悪影響が出るのではないかと心配することがあります。
人生や生活に直結する問題になりそうな場合は、性的な要求を拒否するのは心理的に難しくなる場合があります。
対策例:信頼できる同僚や人事部に相談し、職場のハラスメントポリシーを確認する。
パートナーから感情的な操作をされている
例: パートナーや親しい人からの感情的な操作により、断るのが難しい場合があります。例えば、「もし本当に私を愛しているなら、これをしてくれるはずだ」などと言われることがあります。
これは夫婦間でも起こります。
対策例:カウンセリングを受ける、または信頼できる友人や家族に相談する。
被害者にならないためにノーを言えるようになる
嫌なことは嫌と言って良い!
自分の意志をはっきりと伝えることが重要です。「ノー」と言うことに罪悪感を感じないようにしましょう。
相手が誰であれ、どんな状況であれ、嫌なことは拒否していいのです。それを許さない人がいたとしたら警察に通報するような状況ではないでしょうか。
さいごに
【性被害にあった場合の主な相談窓口】
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター
全国共通番号 #8891(はやくワンストップ)
最寄りの支援センターにつながります。24時間365日対応。通話料無料。
警察の性犯罪被害相談電話
全国共通番号 #8103(ハートさん)
発信地域を管轄する警察の相談窓口につながります。24時間対応。
不同意性交を防ぐためには、個人の意識と社会全体の取り組みが必要です。
大切な自分自身を守るための知識を持ち、周囲の人々と協力して安全な環境を作りましょう。
( 文:真希 )