SMに興味がある夫婦・カップルにとって、言葉責めは非常に効果的で楽しめる要素の一つです。
しかし、実は高度なテクニックで満足できてないドMは少なくありません。言葉責めは、言葉選び、声のトーン、リズム、様々な要素があり、どれだけ上手であっても相性が悪ければドM側は冷めてしまう場合もあります。
この記事では言葉責めの言葉選びのコツと具体例、その心理的な効果について解説します。
言葉責めの言葉選びのコツ 6つの具体例
以下の例で書いた言葉はあくまで例です。どのような意図で言葉を選ぶかが重要ですので、意図に注目してください。
1、愛称で呼ぶ
例 「お前は本当に俺のかわいいペットだな」
S側が愛称で呼ぶことは、親密さや特別な関係を強調し、M側に安心感と特別な存在感を与えます。
2、命令口調を使う
例「今すぐこっちに来て、膝の上に座れ」
命令口調はM側に支配される感覚を与え、相手の指示に従うことで興奮を感じることができます。
3、褒め言葉を交える
例「本当に上手だね、そんなに頑張ってくれるなんて」
褒め言葉はM側の自尊心を高め、行動の肯定的なフィードバックを与えることで、さらに努力する意欲を引き出します。
4、軽い侮辱を混ぜる
例「お前は本当にダメだな。でも、そんなところが可愛いよ」
軽い侮辱はM側の感情を揺さぶり、屈辱感と快感が交錯することで強い興奮を引き起こします。
5、疑問形での挑発
例「こんなにされて気持ちいいの? 本当に?」
挑発的な疑問形は、M側に自己の感情を再認識させ、さらに深い自己探究と興奮を促します。
6、未来の行動を予告する
例「次はもっと激しくしてやるから覚悟しろ」
予告は期待感と不安感を同時に引き起こし、M側の心理的な緊張感を高めます。
言葉責めの心への影響
1、支配と被支配の感覚を楽しめる
言葉責めは支配する側(S)とされる側(M)の役割が明確に分かれます。
この役割分担はSMプレイにおける興奮の源となります。Sに支配される喜びはドMにはたまりません。
2、心理的な緊張と解放を得られる
言葉責めを通じてM側は心理的な緊張感を感じ、その後に訪れる開放感や安堵感が強い快感につながります。
3、自尊心と自己認識が揺さぶられる
言葉責めはM側の自尊心を揺さぶり、新たな自己認識を生み出します。
この過程はM側にとって刺激的でありながらも、深い心理的な満足感をもたらします。
【自己認識】
自分の状態、感情、思考を客観視して「今、私は何を考えているのか「何をどう感じているのか」を自覚する能力のこと。
SMの場合「私はこんなことが好きだったのか」「こうされると感じるのか」とプレイの中で気付いていけます。
4、パートナーとより親密になる
言葉責めはパートナーとの間に強い信頼関係が必要です。
お互いの限界を尊重しながら行うことで、2人の絆がさらに深まります。
5、新しい性的快感の発見ができる
言葉責めを通じて、M側は新しい性的快感を発見することができます。
普段とは違う刺激を受けることで、より豊かな性体験が得られます。
さいごに
言葉責めも他のSMのテクニックと同じで、S側の人とM側の人が協力して最適な言葉を見つけていくものです。
お互いが満足できる言葉をみつけられるように話し合いが大切です。
( 文:真希 )