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断れない、ノーが言えない人の問題は改善できる

ノーが言えない人の心理

ノーが言えないことに悩む人々は多く、その背後にはさまざまな心理的要因があります。
断ることができないと、ストレスや自己評価の低下につながることがあります。

実は筆者はノーが言えない人でしたので、この問題の大きさを重々理解しているつもりです。心理カウンセラーの資格を取得するキッカケにもなりました。

この記事ではノーが言えない心理、リスク、そして改善法について具体例を交えながら解説します。

ノーが言えない人は日常的に苦しんでいる場合も

ノーと言えない理由は様々です。それには深い心理学的背景がありますが、無意識に社会的な期待に応えようとして、必要以上に自分の感情よりも他人のニーズを優先させてしまうことが原因にあります。

ノーが言えないのは辛く苦しいものです。

1、無意識に社会的な圧力を感じているから言えない

例: 友人からの誘いを断れない。例えば、友人が「みんな行くから」と言って飲み会に誘ってきたとき、断ると友人関係が悪くなるのではないかと心配してしまう。

理由: 社会的な期待や他人の評価を気にするため。他人からの評価や好意を失いたくないという恐怖が、ノーと言うことを難しくします。例えば、誘いや頼まれ事を断れず、自分の貴重な時間を犠牲にしてしまう場合です。

2、自己肯定感が低いことで言えなくなっている

例: 職場で上司からの追加の仕事を断れない。自分の価値を低く見積もっているため、断ることで評価が下がるのではないかと恐れ、過度な仕事を受け入れ続けてしまう。

理由: 自分の意見や感情が他人にとって重要でないと感じるため。自己価値感が低く、自分の意見や感情を表現することに自信が持てない。

3、罪悪感を感じやすくて言えない

例: 家族の頼み事を断れない。例えば、親からの頼み事を断ると「親不孝だ」「申し訳ない」と感じてしまう。

理由: 断ることで相手に迷惑をかける、失望させると感じるため。

4、対立を恐れて言えない

例: パートナーとの意見の違いを言えない。例えば、デートの行き先について意見が違っても、相手を怒らせたくないために自分の意見を言わない。

セックスをやりたい気分ではないのに自分を犠牲にして無理に応じてしまう。

理由: 人間関係の摩擦を避けたいという心理。対立や争いを避けるために、意見を抑えてしまうことがあります。自分の意見を言えず、黙って従う場合があります。

ノーが言えないリスクは重大

1、ストレスと疲労が蓄積し続ける

 自分の意見を抑えて、他人の要求にすべて応えていると、過度なストレスや疲労が蓄積し、心身の健康を害することがあります

2、自己評価の低下

自分の意見や希望を伝えられないことで自尊心が低下することがあります。

2、意図せず人間関係が悪化してしまう

 無理に他人の要望に応じることで、自分の気持ちを抑え続けることで、内心で不満が募り、人間関係が悪化することがあります。

3、自己成長の妨げになる

 自分の意見や意志を表現しないことで、自己成長の機会を逃すことがあります。

4、トラブルに巻き込まれるリスクがある

相手の意見に逆らえないことで、トラブルに巻き込まれてしまう。

ノーは言えるようになる

1、自己認識を深め、自己肯定感を高める

 自己肯定感を高めることは、『ノー』と言う能力を強化する上で極めて重要です。

2、コミュニケーション方法を学ぶ

・小さなノーから始める

 最初は小さなことや、簡単なことからノーと言う練習を始めて少しづつ自信をつけていきます。

例えば、店舗でスタンプカードなどを作ることを勧められたときに必要がない時は声に出して「いりません」と言うことも練習になります。特に店舗のスタッフは断られることが日常ですので、断られても「またか」くらいにしか感じません。お店で練習するのも一つの手です。

・代わりの案を提案する

 ノーと言うときには、ポジティブな言い方を心がけると気が楽になります

例えば、「申し訳ありませんが、今は時間が取れません。他の方法でお手伝いできるかもしれません。」といった表現です。

・感謝の言葉を加える

断った後に感謝の気持ちを伝えることで、相手との関係を良好に保つことができます。

例えば、「誘ってくれてありがとう」「頼ってくれてありがとう」などの言葉を添えるといいでしょう。

3、身近な人にサポートをお願いする

信頼できる友人や家族に相談し、サポートを受けることも効果的です。ノーを言う練習をさせてもらったり、トラブルを抱えている場合に相談に乗ってもらいます。

話すだけでも気持ちの整理もできますので、ノーが言えるようになる場合もあります。

4、専門家のサポートを受ける

 カウンセリングや心理療法を利用して、専門家のサポートを受けることも一つの方法です。

ノーが言えないことで生きづらさを感じていたり、問題を抱えていれば専門家を頼ることをおすすします。問題が大きくなる前に気軽に相談してみるといいですよ。

私は催眠療法でかなり改善しました。

さいごに

ノーが言えないことは、誰にでも起こりうる問題です。そして、改善することができます。

自分の意見や感情を大切にすることで、より健康的な人間関係を築くことができます。

一度きりの人生ですから自分の心を大切にしていきましょう。

( 文:真希 )